マダムと私

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ホームステイ初体験、一日目

68歳のフランス人マダムが住むお家に昼過ぎに到着
マダムは30年テレビ局に勤めていたという元バリバリのキャリアウーマンで
カトリーヌドヌーブというよりは
メルケル首相寄りのイメージ

仲介してくれている日本人の女性が
元々一緒に住んでいて
そこに合流する形で
まず一緒にランチ
『あなたは何をしてるの?』
『いえ、、、何もしてません、、』
『将来は料理人になるの?』
『いえ、全然!』
『、、、、』
今後心が通いそうにない空気ムンムン
部屋が息苦しい、、、

なんとかやりすごし、マダムが彫刻教室に出掛けたあとは
肩の力を抜いてふらふら
ルーアン市内を観光
モネが愛したカテドラル大聖堂など見て
アパートに帰ると
マダムと夕飯タイムであります

仲介してくれたKさんが用意してくれた
豚のハーブソテーがオーブンからいい香りを漂わせて出てきて
さあ、食べようか、と、切り分け始めた瞬間
『これ、ソースは何で作ったの?』
Kさんがはちみつ、マスタード、しょうゆ、とソースの中身を答えると
無言で立ち上がるマダム with 肉
怖い
マダムの勢いに恐れおののいていると
マダムが肉をもって台所から再び登場
よくみると肉が何やらソースに浸っている
『肉汁がおいしいのよ』
無表情怖い
どうやらソースに納得いかず
皿にこびりついた肉汁のこげたものに
水分をたしてソースにしてきた模様です
作ったKさん『そうだよね、そっちの方が美味しいよね、はは、はは、、』
なんかまた息苦しい重い空気であります

そんな中写真が撮れなかった小心者な私
マダムの孫の写真を見てうまく誉められなかったことから
歯車が狂った気がするなー
残り、四日で挽回して
ウルルン滞在記みたいに
泣きながら家を後にできるのか
『やっと帰れる』の嬉し泣きじゃないことを祈るばかりです

写真はパリ、セーヌ川に浮かぶ島二つ
奥がシテ島、手前がサンルイ島です

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コメント(2)

TITLE: 1. ウルウル滞在記
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マダム・・・・凄すぎ!

アイコしゃん・・・・残り4日。

無理そうならいつでも夜逃げしちゃいなさい!

TITLE: 2. ウルルンというより
SECRET: 0
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カメラも無くて怒られ放題だと
尼寺へ修行に行ったみたいですね

残り四日で悟りますか?
お大事に、

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吉野亜衣子

吉野亜衣子

リアルなフランス情報フリーペーパー「ノアゼットプレス」編集長・発行人。ラジオ局文化放送で記者、ディレクターを経て2011年夏、退社。突然うっかりフランス・パリで過ごすことに...

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