フランス人が死ぬ前に行くところーパリからカルカッソンヌにいってみたー

一泊旅行でフランスの南トゥールーズ近くのカルカッソンヌにきて見ました

フランスの格言で
『カルカッソンヌを見て死ね』
があるそうです
カルカッソンヌ見たら死ねよ？
って意味じゃないはず
それを確かめるべく
パリ時代のお友達、Sちゃんと女2人旅
わびしい上の写真は途中で寄ったアルビという街
今日はこの街の話

パリから格安航空、イージージェットで一時間でトゥールーズ空港に到着後
バスでトゥールーズ駅まで30分
の後、トゥールーズ駅でアルビ行のチケットを購入

これ
13時50分発の電車のホームに大人なので早め早めの行動で10分前に到着
駅員さんにチケット見せると
『これ、電車じゃなくてバスだよ AUTOCARって書いてあるでしょ』
駅で買ったのに？
疑問を呈する時間もなく走って駅を飛び出しバス停探し
トイレも寄れずハアハアしながらバス停発見
三人おばちゃんが乗ってるだけのバスでアルビ駅まで一時間半
隣でゲロっちゃいそうな乗り物に弱いSちゃんを励ましつつ
やっとロートレックを生んだ街アルビ到着

やっとたどり着いたねー
往復のチケットをトゥールーズで購入済み、出発まで二時間なしなので
駆け足でアルビ見学開始

外が質素な感じでも中が派手で感動
感動のあまり宝物殿まで見学
ドクロや腕の骨に囲まれ
縮み上がってそそくさと退場

ロートレック美術館も風のように見学し
『ロートレックって宗教画も描いてたんだね～』
『え？あれ、違う人の絵じゃない？』
『……』
確かめる時間なし
見所の橋のかかる川へ

この頃から開始した激しい雨風
風景をますます荒涼とした印象にさせます
そうこうしてるうちに

傘折れる
心も折れたので帰る事に
出発まで30分あるけど早めに行こう、と
来た時のバス停へびしょ濡れで向かうと
トゥールーズ行のバスがなかなか来ない
違う行き先のバス運転手さんに尋ねると
『緑色のバスがそこにくるから待ってろ』
良かった～
ホッとしてるとSちゃんが、『不安だからもう一人に聞いてくる』
心配性ね～とついていき他の運転手さんに尋ねると
『ここじゃないよ、電車じゃないの？』
……電車？
チケットを改めて見てみると

TRAINって書いてる……！
バスできたのに？
あと15分しかないのに？
わからないことだらけさ
『駅はここから遠いよ～』
アワアワしてる日本人2人に追い打ちをかける運転手さん
私『Sちゃん、一時間次の電車まつしかないね』
Sちゃん『あいこちゃん、頑張ろう！』
うそーん
道ゆく親切なおばあちゃんに二人で青い顔して道を訪ね
石畳糞食らえ、いい加減舗装しろ！と
叫びながら
雨の中傘もささずに駅までヨロヨロ走ること１０分

着いた……ちょっと泣きました
足の裏痛い
雨と汗で寒い
あまりの寒さに

駅のトイレの手を乾かす機械で頭を乾かすSちゃん
本当はお嬢様なのに…

電車を乗り継ぎ夜8時にカルカッソンヌ到着
カルカッソンヌ見る前に死ぬとこだった
危ねえ危ねえ
はーあったかい布団にはいれて幸せ～
今日一番の幸せ～

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