屋根裏の秘密ー芸術家の誕生ー

明日から、明日からはヨーロッパの風を感じることを書くぞ！
今日は朝から晩までひたすら屋根裏部屋の整理をして
山ほどお宝を発掘したその感動をお伝えいたします

屋根裏部屋と言っても高さ1メートル、広さ8畳くらいで
吉野家の歴史がひたすらぶっこまれ
年に1度も開かれない
それはそれは誰も入りたくない秘密の空間
「大きな地震があったら天井が抜けるぞ」
という言い伝えもまことしやかに聞こえてくる昨今
クーラーも無いこの部屋で作業ができるのは今がギリギリである、と
意を決して中の荷物を全部おろしダンシャリをすることに

発掘されたその一部をご紹介しますと
その１

私が赤ん坊のころお世話になった扇風機
見方によっては北欧風
マリメッコ扇風機と名付けて残し決定

その２

こちらも
私が赤ん坊のころお世話になった乳母車
車輪の穴がハート形
両親のセンスが意外とPOPであったことが判明

こちら壊れかけのレディオかと思って
チューナーをイジイジしましたが
マジで何も聞かせてくれない壊れたレディオでした

他にも段ボールも30箱くらい出てきましたが
ものすごい埃をかぶっていて
表面をこすって書かれた文字を読み取ると

「団子」
団子？
しかも冷えている模様
恐る恐るカピカピのガムテープを破ると

あいこ小学校四年生の作
「私の家の雑草」
団子じゃなくてよかったけど
自由研究のテーマ選択の視点に夢がない
中を開き
一ページ目を見ると

どくだみ
ご丁寧に押し草付き
お湯を注いだらお茶が飲めそうな乾きっぷりで
パラパラパラーと粉が落ちてきて気持ちが悪い
発見して胸が躍らない思い出との出会いでした

そしてどくだみを摘んでいたその一年後
あいこ小学校５年生の作

恐ろしい盾
雑草採集に比べ芸術が爆発してますね！
いい方に爆発してるかどうかは不問で！
親から特に何か言われた記憶もなし
私がこれを持って帰ってきて感想に困ったんだろうな　

トーテムポールに影響を受けたその1年後
無事6年生となったあいこはランドセルに別れを告げ卒業
小学校6年間のあんなことやこんなことを
今でもランドセルを見るとジワジワと思い出し…

変な落書きのせいでしんみりできませんでした

他にも
お習字セット、ピアニカ、絵の具、ねんど、塾の週報…
あまりに埃だらけで
ノスタルジー＜汚いの捨てたい
となり
家の前道路にはみ出すくらいに積み重なった屋根裏部屋のお宝たちは
不用品回収のお兄さんにさわやかに持っていかれました　ふー
変な生き物に遭遇しなくてヨカッタ！

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