チベットに行った気分になるレストランー品川レッサムフィリリー

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はっ 気が付いたら30分くらい浜崎あゆみのブログを読んでいた!
原稿書かなきゃいけないのに……
おそろちい
なにか強力な魔力がありますよ……
ぜひ見ていただきたいんですが
どこかとても美しい海外のバブリーな建物やらパーティやらの写真が並ぶブログを
最新の投稿から読み進めていくと
途中突然画質の悪い、ものすごいインパクトのある食べ物の写真が出てくるんです
http://ameblo.jp/ayu-ameba-blog/entry-11689651100.html
品性が低俗な私にはもうアレにしかみえません しくしくしく
あれを紛れ込ませるなんて人生で初めてAYUを好きになりそうです


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ということで、実は年末に小旅行をしようと思って
いざ向かわんー
チベット!
マイルで買えるチケットがほとんどなかった、というのが真相ですが
セブンイヤーズインチベットって映画を少女時代に見て感動したような気がするし
ブラピが感動した(風に演技してた)場所に行けば
この暗澹たる人生観を変えられるのではなかろうか!
と大得意の他力本願を発揮して
チケット購入~

地球の歩き方を買って、研究すると
直行便はなく、
人気の行き方は中国の成都から電車に乗り48時間で到着するルート
へーロマンチック~
って48時間て!48分じゃないのー
ブラピも48時間我慢したんだろうか
さらにチベットのラサには個人旅行では行けず、
どこかの旅行会社に頼まなきゃいけないらしい、と分かり
英語で旅行会社に申し込もうとしたところ
「冬のチベットに喘息の人間は連れていけない」
まさかの拒絶
行けないじゃん
チーン
「夏なら連れてってやる」
とのことなので、泣く泣く延期しました

で納得いかないこのハートを収めるべく
東京のチベット料理屋さんを探し
モノ好きな友達を誘って行ってきました


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ネット検索で真っ先にヒットしたお店
品川にある「レッサムフィリリ」
予約段階でお店の人に
「人が増えても大丈夫です」と言われて不安を覚えつつ
お店に行くとなるほど
チベットを彷彿とさせる風通りのよさそうな……空き具合

私たちともう一組で占有できちゃう
豪華絢爛な細工の施された店内で
おススメされたものを注文
ホウレンソウのペーストの下に豆腐らしきものが隠れているこちら
揚げパンと食べます
うん、優しい味やなー
チベットのお坊さんのような穏やかな味やー

予約の電話で
「これはどうですか?」と
お店の人に一押しされたのが
こちら

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「ギャコック鍋」
ドラゴンボールで神様が住んでたお家を思い出させるわんぱくな形の鍋です
チベットからネパールにわたって食べられている鍋で
ハレの日に食べるお肉満載の野菜鍋
日本に合わせて肉をナントカっていう動物の肉ではなく
スペアリブと鶏肉が入っているんです、と
気の優しそうな伝統衣装に身を包む日本人男性店員さんより説明
指示通り煮えるのを待っていると


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勢いよく吹きこぼれからの

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川の流れのように~

この身を任せられない勢いで流れてきたので
その場にいた6人全員のオシボリで必死でせき止め
お兄さんが「はっ!すいません!」
凄い恐縮して可哀そうだけど、ま、こんなにこぼれちゃ謝るのもしょうがないよNE!


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あけるとこんな
ハレの日の食べ物、見た感じ暴れん坊
火が強くて
スープが干上がりそうになっていたのですが

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煙突にカップをかぶせて
火を弱める仕組み
下に炭が入っているとのことです

気の優しそうなお兄さんが
干上がりそうになってはヤカンに入ったスープを足そうとして
あちらこちらにタプタプこぼして
「すっ!すいません!」
こぼしたスープを拭くのと
蓋をかぶせて火を弱めるのと
どっちをさきにすればいいんだー!
大テンパりのお兄さんの心の声が聞こえるようでした
さっきから店内BGMでお経が流れてるせいか、
とっても穏やかな気持ちだから焦らなくて大丈夫ですよ、お兄さん……

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テンパってるのにとりわけまでしてくれたお兄さん
骨つき鶏とにんじんとジャガイモ
スープは白濁の、前日くらいからずっと煮込んだスープらしいのですが
うん、塩くださーい!

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ビールと塩ヨーグルトを混ぜたふしぎなのみものを飲みながら
誰からも美味しい!って声が聞こえてこなかったけど
不思議と楽しい気持ちだったのは
チベットの成せる技ね~
と思ったらネパール料理だったことが判明したけど
まあいいか~


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コメント(2)

TITLE: 1. アレってなぁに?
SECRET: 0
PASS:
ネパールとチベットは字が似てるから
間違えちゃうのも無理ないですわなぁ~

って全然字が似てませんからぁ!

TITLE: 2. このブログに慣れた
SECRET: 0
PASS:
私にもアレにしか見えなくて・・・

そこまで色々あって
楽しい気持ちにさせるとは
怪しいハッパとかは無かったよね?

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吉野亜衣子

吉野亜衣子

リアルなフランス情報フリーペーパー「ノアゼットプレス」編集長・発行人。ラジオ局文化放送で記者、ディレクターを経て2011年夏、退社。突然うっかりフランス・パリで過ごすことに...

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