中学の記念誌に寄稿することに

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長女が「私はアイちゃんが死ぬのはいいけど死体を見たくない」

死んでもいいんかい、と問い詰めたけど、いいらしい

死体への恐怖をひたすら語るので

私は死体を見たことがあるけど、蝋人形みたいだよ、と教えてあげると

「蠟人形ってなに?」

「え~ディズニーランドのカリブの海賊にいる人たちみたいなやつ」

「えっ!!!!!!」

「えっ?」

「カリブの海賊、お人形だったの!!!!全部人間だと思ってた!!!」

朝から晩まで

暗い牢屋で犬を呼び続けたり

奥さんを追いかけ続けるなんて

どんだけ辛い仕事なの!

お嬢をまた一つ大人に近づけてしまった......口惜し......


さて、

普段誰からもお声がかからないと我が家で有名な私ですが

先日突然中学時代の同級生から連絡があり

母校の中学校の周年記念誌に原稿を書いてほしいとのこと

高校卒業以来全く連絡を取っていない私になぜ?と思ったら

なんでも、子供をこの学校に入学させたり、これからさせようとしていない

シガラミZEROな私に白羽の矢が立ったらしい

ただボーっとしているだけなんですけど......

最近は忘れっぽい傾向が加速していて

ただでさえ少ない思い出が中学と高校がごっちゃごちゃになっている

私が編集部だったら

今活躍目覚ましい卒業生の、

心の支えはあの授業だった、とか

先生の一言で救われた、とか

チームワークで勝利を勝ち取った、とか

そういう話が欲しいと思うけど

帰宅部で友達も少なくて、

現在ボンヤリ年と体重だけ増えている卒業生の話を

だれが聞きたい......?

って答えが出ないのだけど

20年以上連絡を取らなかった私に話を持ってきてくれた彼女

私に来るまできっと30人くらいに断られているのではないか

相当困ってると見た

幸い、エピソードはないが時間はある

増えるわかめちゃんの如く

からっからでちっぽけな思い出をぶよぶよふやかして

かさまししてやろうではないか!


って引き受けて早3か月

締め切り来週である

かさまし、激ムズ

やっぱりもっとめぼしい人居たんじゃないかな

そもそも絞りに絞って私が寄稿したとして、

高校卒業以来全くイベントに顔を出さない私の名を見て

同期の卒業生ですら

うーん、誰だっけ?

になって読まずにパラパラ~ってなるのが見える見える......

2000文字以上、無駄なインクを!!紙も無駄に!!

地球のために良くない!!

......

ブツブツ言ってないで頑張ります~

写真はサンシャイン水族館にいつの間にか帰ってきたマンボウ!!




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吉野亜衣子

吉野亜衣子

リアルなフランス情報フリーペーパー「ノアゼットプレス」編集長・発行人。ラジオ局文化放送で記者、ディレクターを経て2011年夏、退社。突然うっかりフランス・パリで過ごすことに...

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